物語チェコの歴史: 森と高原と古城の国 (中公新書 1838)

著者 :
  • 中央公論新社 (2006年3月1日発売)
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感想 : 21

いつかは行ってみたいチェコ。
終始思いを馳せながら読むことができた。

モラヴィア王国からチェコ王国を経てチェコスロバキア解体、そして、現在まで、章ごとに主要人物を軸にして、チェコの歴史を概説している。

少し疎かったモラヴィア地方のこと、フス戦争についてはより詳しく知ることができた。

他のレビュワーさんが書いているけれど、本当に、「なぜチェコ人はこんなに窓から人を放り投げるのが好きなのか」と思わせるほど、事件が起きている(まあ、本書では3回だけれど)。

フス戦争のきっかけとなったのもこの事件である。

”Defenestration”
”この単語の起源はプラハで起きた2つの事件である。1419年の事件では市議会議員ら7人が市庁舎から投げ出され、フス戦争を引き起こした。”
(Wikipediaより)



チェコには偉大な作曲家が多く、
大変読みやすく、巻末の参考文献も頼りになった。

スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェク、といったチェコの作曲家(あるいは、チェコの音楽)が好きなので、

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年3月7日
本棚登録日 : 2022年3月2日

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