ゆらゆらと揺れる海の彼方 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス (2004年1月10日発売)
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本棚登録 : 188
感想 : 13
5

えー、まず。個人的Sランクの本。ジャンル的に好みというわけでは全然ないはずなのですが、各キャラの個性、文章力、ストーリーの流れ、ボリューム(各巻かなり読み応えがあります)全てにおいて妙にツボに入りました。


 上記に書いてあるとおり内容は戦記モノ。登場キャラ多数。とはいえ最初から読んでいけば自然と頭に入るほど書き分けがしっかりできているので特にストレスには感じないはず。野郎ばっかりではなくしっかりオニャノコも出てきますのでご安心を。ってかメインヒロインが↑に書かれてないorz


 1~3、4~6、7~8(最新巻)で大まかに章が分かれているので読む人はこのブロックで一気に読むといいかと思います。個人的には最初が1番好きかな。ただ7~8は過去に遡るタイプの外伝的位置づけですので(しかも6が非常にイイトコで切れている)、正直ヤキモキさせられている点は否めませんw


 作者は一応の形で主人公を立てていますが(上記の国がメインではあります)内容的には敵味方関係なく、いろんな視点からの戦記モノだと思います。自国の王にも信念があり、敵国の王にもまた信念がある。それを掛けての大戦を各章で描いており、それはもうハラハラドキドキ(チープな表現ですがw)させられました。


 友人に貸す用と自分用の2冊を買ったのは最近じゃコレくらいかもしれない。貸した友人からの評価も上々。あとは知名度さえあれば人気出そうな気もするんだが・・・電撃の中ではそこまで前に出て宣伝されてるわけではありません。残念。


 ぜひご一読Plz。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2010年2月11日
読了日 : 2007年9月17日
本棚登録日 : 2007年9月17日

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