本と店主: 選書を通してわかる、店主の原点。店づくりの話

著者 :
  • 誠文堂新光社 (2015年12月2日発売)
3.39
  • (4)
  • (7)
  • (8)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 186
感想 : 15
3

一度は行ってみたいと思い続けている森岡書店。その店主、森岡督行さんが様々な店主にどんな本を読んできたか尋ねたインタビュー集。

おぉ!というインパクトを受ける話は少なかったけれど、平井かずみさんの図鑑や樹木ハンドブックの使い方は参考になった。確かに原産国を見ると想像しやすい。

つげ義春の話が出てきて、大学時代につげ義春の話をしていたあの同級生はどうしているかと思ったり。懐かしきメディア学専攻のゼミ。

そして、森岡書店。2015年にできた銀座店のコンセプトも素敵だな。「一冊の本を売る書店」「ある一定期間に、一種類の本を売る書店を指し、一冊の本から派生する展覧会を行う書店」「2次元である本の中身を、3次元の空間に出すことを専門的に行う書店」。こちらにも、近々、行ってみたい。

そういえば、去年益子に行ったのだけど、いろいろな古いものが集められた良い雰囲気の店があり、もちろん本も並んでいて、裏表紙を開くと森岡書店の値札がそのまま貼られた本があり、「おぉ〜!この店の店主は森岡書店にも出入りするような人なのか」と1人感激した覚えが。この森岡書店かは定かではないけれど、店に置かれたもののセレクトはなかなか光っていた。森岡書店はそういう存在です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:
感想投稿日 : 2017年2月6日
読了日 : 2017年2月6日
本棚登録日 : 2017年2月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする