本書は,質的研究の入門書としてのベーシック編の続編に位置づくものである。
ベーシック編と併せて読むことをおすすめします。
前半は,ベーシック編の続編として研究発表の仕方など質的研究にかかわらず,研究をするものとして備えておくべき姿勢やコツのようなものが紹介されていて,分かりやすい。
後半になってくると,これまでのまとめに加えて,質的研究の原理にまでふみこみ,哲学の解釈なども入ってきて,難しい。
一度読んだけれど,分かった気になっただけなので,理解に結びついていない。
何回か読み直して理解を深める必要があることを実感した。
このアドバンス編を理解できたなら質的研究の他の文献もさらに読みやすくなることは間違いないように思います。
以下,Amazonより引用
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第17回 研究発表と質疑応答の賢いやり方
第18回 質的研究を妥当に評価するための視点
第19回 既存の研究法を修正する方法-関心相関的研究法修正法
第20回 論文執筆の技法―関心相関的論文構成法
第21回 新たな一般化の方法―アナロジーに基づく一般化
第22回 質的研究法の原理的基礎づけ
第23回 科学性の条件とは何か?-構造構成的―構造主義科学論
第24回 SCQRMの全貌とその射程
あとがき-質的研究の過去・現在・未来
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
教育実践
- 感想投稿日 : 2013年1月6日
- 読了日 : 2013年1月6日
- 本棚登録日 : 2013年1月4日
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