話の焦点はぼやけている、とamazonでは言われているが、私には目先の利益を重視し、長期的戦略なく方便を駆使して米軍にすり寄る自衛隊と、同様な政府への姿勢への警鐘が奥底に感じられる。そこからは現場レベルの幹部や隊員には好意を寄せつつも、総合してみると危機感を覚える、そうした著者の愛着と失望が渾然一体となって感じられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
軍事
- 感想投稿日 : 2010年2月13日
- 読了日 : 2010年2月12日
- 本棚登録日 : 2010年2月12日
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