本文より注釈(というかツッコミ)の方が多くない?というくらい注釈が充実。
内容ははっちゃけた軽い読み物的な感じですが、注釈が充実しているので、ちゃんと参考にもなります。読み物としても面白いです。
ただし、正確な史料、格調高い文章などを求める方にはおすすめてきません。軽いです。(冒頭の訳出にあたって、や付録の論評を読んでから判断されるといいでしょう)
自分はルキウス・ウェルスに関する唯一の日本語史料(先生曰く「Historia augusta」とカッシウス・ディオの「ローマ史」(未邦訳)しかないとか)ということで手に取りましたが、アエリウス・カエサルについての章まであってびっくり。
付記:シリーズの都合上か、何故か哲学・思想エリアに分類されていることがよくあります
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カテゴリ:
古代ローマ史
- 感想投稿日 : 2008年7月10日
- 本棚登録日 : 2008年7月10日
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