恋の香りは秋風にのって (ライムブックス)

  • 原書房 (2006年11月10日発売)
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本棚登録 : 121
感想 : 24
4

なんだろう。
リリアンとウェストクリフがハッピーエンドを迎えたことより、
セントヴィンセントの非道さにショックだった。
だめでしょ、そこまでしちゃ。
いくら貴族でも、次作のヒロインでも、
どれだけ株下げてんだーと引いた…。

ロマンス本歴浅いから、展開を読めないせいか、
時々安全だと思って読んでたら本当に危ないじゃん!っていう犯罪シーンに出くわすとびっくりする自分。
リサ・クレイパスって安心して読める作家なイメージだったけど、
こういうのがあるんだね…。
あと、基本親子関係が険悪なパターン?

色々ダークな部分に気持ちが引っ張られたとはいえ、
ウェストクリフがリリアンと両想いになれたときは、
よかったよかったとデレデレした。(笑)
リリアンが危ないとわかって、
我を忘れて、
貴族らしからぬ振る舞いをしたウェストクリフ、
男らしくて胸キュンでした。
子供時代はかわいそうだったけど、月並みだけど、
リリアンと出会って幸せになってよかったと思う。

冷静沈着でいいですね、こういうヒーロー。
恋愛だけはめっぽう情熱的になるところも。(笑)

次作でセントヴィンセントがどう挽回するか見どころかな、個人的には。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年4月3日
読了日 : 2015年4月3日
本棚登録日 : 2015年4月3日

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