黄泉の女 公家武者 松平信平8 (二見時代小説文庫)

著者 :
  • 二見書房 (2013年12月20日発売)
3.55
  • (4)
  • (16)
  • (21)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 115
感想 : 12
5

五摂家筆頭・鷹司(たかつかさ)家庶子にして、徳川家光正室・本理院(ほんりいん)実弟でもある松平信平の活躍を描く痛快時代小説、巻之八。

今回は全四章のうち、前二章は剣戟飛び交う捕り物、後二章は一度も刀を抜かぬ人情噺となっている。

この後二章が、良い。
ひとつは男女、ひとつは親子の絆を描いた話なのだが、じつに良い。

心の芯に瑞々しい潤いをもたらす本書は、古今東西、老若男女必読と言える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年1月3日
読了日 : 2014年1月2日
本棚登録日 : 2014年1月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする