読んでいて怖かった。明日は我が身かもしれない。主たる働き手の死や、職を失うことなんて、誰にでも起きうること。
一度貧困に陥ると、子世代も貧困まっしぐらで、生活を立て直すチャンスさえない、本当に胸が痛む。せめて、みんなが教育を受けられれば。
こういう女性と接している人たちの言葉は、みな重い。
中でも、第四章P110で風俗店経営者さんが言ってることは刺さった。「こうした女性たちが次々に子どもを妊娠していく。そして子どもをきちんと育てるのも苦手。社会に適応することが苦手な母親に育てられた子どもが増えていくことは、日本の国力が弱まることにつながる」
今日をしのぐのが精いっぱいで、夢も希望も持てない女の子が増えていく国に未来はあるのかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2016年2月24日
- 読了日 : 2016年2月24日
- 本棚登録日 : 2016年2月24日
みんなの感想をみる