タイトルに反して,やさしい経済入門書と自己啓発本を足して2で割ったような本.異常な読みやすさだった.
「手当や福利厚生が充実していようが,基本給が残業代や退職金のベースになるからね」という主張が鬼の首を取ったよう現れるのだが,パンチラインとしては弱い気がする.
サービス残業は違法だけれど,成長のためには......というように,若干言葉を濁して書かれているところもあり,最後の自己啓発の章は昭和時代のような考え方だなという感想を持つ.
何がどうそう思わせるかわからないのだけれども,全体的に2010年代前半の考え方かなという印象も持った.今だとどういう内容になるだろうか,と気になる.
読書状況:読み終わった
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good reading
- 感想投稿日 : 2017年7月4日
- 読了日 : 2017年7月4日
- 本棚登録日 : 2017年6月30日
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