小津安二郎ひとりを解説するというのではない。あくまでも周辺を掘り下げることで、主役を引き出そうとしているかのよう。
上巻最後は、日本軍の化学兵器使用にまで言及。小津の軍が使用したと思われることで、彼自身がどのような精神的影響を受けていたか・・というところまで掘り下げている。
映画監督としての魅力をすぐにでも知りたい・・・と思う人には難しすぎるかも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
岩波現代文庫 文芸
- 感想投稿日 : 2013年3月27日
- 読了日 : 2013年3月27日
- 本棚登録日 : 2013年3月27日
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