積読の中から読みやすそうだったので読書開始。
世の中は不確実性に満ちており、ニュートン力学的な決定論的な考え方、筆者の言葉を借りれば因果論、結果論、二元論、努力万能論を総称して非確率論的な思考はハイリスクだ。
不確実性を前提に、物事を確率論的に捉える思考が肝要であり、その思考の特徴は
1. 多様性の確保
2. 失敗の許容と活用
3. 長期的視点
4. 認知バイアスの回避と統計的手法
5. 仮説・検証型アプローチによる予測
7. 試行錯誤で少しずつ作り続けていく
という点にあるとしている。
種々の挿話をさしはさみ上記の結論を引き出しているが、歴史についての記述は筆者オリジナルな視点かもしれないものの、それ以外についてはどこかで見たな・・・というエピソードが多い。
途中まで読んだので義務感で読んでしまったが、果たして、読者としてどのような人をターゲットにしたのかよくわからないまま読了。
ディラー向けの心得帳みたいなもんか?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス書
- 感想投稿日 : 2010年11月23日
- 読了日 : 2010年11月23日
- 本棚登録日 : 2010年11月23日
みんなの感想をみる