誰かを殺したいと思ったことはあるか。そんなあらすじに、ぎょっとしながらも興味を惹かれて読み始めた。
誰しも本気でなくても、もう死んでしまいたいと思ったことはあると思う。人生に面白みがなく、いつ死んでもいい。だけど漠然と人を殺してみたいと感じていた主人公アリオ。世間で起きる殺人事件を織り交ぜながら自身の出生の謎に迫っていく。
現実的ではないような展開もあるけれど、DNAに残された記録とか未来のサスペンスドラマのようだとも思った。
生きていてもつまらない。そんな風に思うこともあるけど、誰かが死んでしまった時にもっと○○しておけばよかった、と思いたくない。1日を大切に生きていきたいなと最後には思える本だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月23日
- 読了日 : 2024年1月23日
- 本棚登録日 : 2024年1月23日
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