学級内統一のために小学生たちが奸計謀略を巡らし抗争するというイカした物語。
癖のありすぎる5年3組の小君主たちが、遠足、ドッジボール大会、マラソンといったイベントも巧みに利用しながら政争を繰り広げる様を、マキャベリズムの視点から解説してくれるので、何となく勉強になった(ような気分にもなる)。
やり過ぎ感溢れるノリと解説の鬼畜コメントにグッとくる。また、プリンの誘惑に負ける小学生らしさと、愚民をコントロールしてのける辣腕とが共存するあたりの配分もいい。読んでいる最中は終始変な笑みが浮かんできて愉快だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年6月20日
- 読了日 : 2015年6月17日
- 本棚登録日 : 2015年6月17日
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