「スケールフリーネットワーク」などのネットワーク科学が脚光を浴びているが、国内でメジャーな著作といえばバラバシとワッツの啓蒙書どまりで、これらは重要な示唆を与えるものの現実のネットワークの分析手法や数学的定義についての書籍は存在しなかった。そんな状況下での本書の意義は大きいだろう。発売から相当経った現在でもクラスター係数や最短経路などの定義から主要な構造に至るまでを網羅して、なおかつそこまで厳密な定義は含まれていない本書はおすすめである。
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カテゴリ:
複雑系
- 感想投稿日 : 2006年5月22日
- 本棚登録日 : 2006年5月22日
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