競馬好きからしてみると、こういう競馬を題材にした本が出ると読まざぁなるまいとなるのだが、これがまた文庫書き下ろしで海のものとも山のものとも知れず、「ジョッキー」の松樹剛史の書いたものなので、まあいいかといったところ。
競馬の話って、この世界の仕組みの説明が結構あって、それがないと素人さんは分からんのでしょうけど、僕らみたいな人間にとってはまだるっこしくて、ね。
こういう本を素人さんが読むのかどうか分かりませんけど、だったら思い切ってコアな読者に絞って書くというか素人さんは無視するほうがかえってすっきりするのではないかと。
好きな世界なのでスッと読めるのだけど、どこかで聞いたような話も多く、なんだかコミック雑誌を字に変えたものを読んでるみたい。現実のレースを超える興奮はどこにもなくって、折角の競馬の話なのにちょいと残念、でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2007年読んだ本
- 感想投稿日 : 2007年1月29日
- 読了日 : 2007年1月29日
- 本棚登録日 : 2007年1月29日
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