電鉄は聖地をめざす 都市と鉄道の日本近代史 (講談社選書メチエ)

著者 :
  • 講談社 (2019年5月11日発売)
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感想 : 11
5

良書。
都市圏の電鉄形成に寺社仏閣への参拝客輸送が大きな役割を果たしたことを記した書。
非常に丹念に調べています。
成田山、川崎大師なとの有名どころと、今では光が当たらない穴守稲荷。それと池上本門寺などのことが書かれています。
そして、類書を見ないのが、葬式列車に関する記述。京成の宝城墓地構想は知っていましたが、それ以外にも葬式列車に関するものがあったとは知りませんでした。

図書館で借りて読みはじめたものの、自分の手元に置いておきたくなって、改めて購入しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月29日
読了日 : 2022年5月29日
本棚登録日 : 2022年5月29日

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