水力発電が日本を救うー今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる

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  • 東洋経済新報社 (2016年8月19日発売)
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水力発電というよりも、ダムについてよくわかったような気がします。
ダムはほぼ永久に壊れないということは知りませんでした。鉄筋がないことも、基礎と岩盤が一体化していることも、壁の厚さが100Mあることも知りませんでした。
そもそもダムの建設費用のうち本体工事にかかる費用は3分の1程度ということも知りませんでした。

肝心の、水力発電量の増やし方ですが、①多目的ダムの運用を変更して貯水量を多くする。②堤防のかさ上げ、③逆調整池の活用、④小水力発電(砂防ダムなど)といったところです。行政や地元との調整が大変そうですが、是非とも水力発電量を増やして、再生可能エネルギーを増やしてもらいたいものです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス書
感想投稿日 : 2021年1月27日
読了日 : 2021年1月26日
本棚登録日 : 2021年1月26日

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