コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書 2184)

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年9月24日発売)
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コミュニティ・デザインとは、地域内の人間関係的なつながりをどのように構築するかということである。これを受けて、コミュニティが注目される理由、「つながりのデザイン」とは何か、コミュニティ・デザインのプロジェクトでであった人についてのエピソード、最後にコミュニティデザインの進め方について述べられている。

私はいかにして行政職員がこれに関わるかという視点で読んだ。こういったプロジェクトで地域の活性化を進めるのは大事だが、どうしても法や政治制度上の制約を受けてしまう場合があり、それをどうやってクリアするかが行政職員の仕事であると思った。また、硬直的な仕事でこういった動きをつぶしてしまわないようにすべきであるとも感じた。

本書構成上の不満はないが、やはり具体例が少ない点が気になった。これについては山崎亮『コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる』を読んだ方が良いのかも知れない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2012年11月8日
読了日 : 2012年11月8日
本棚登録日 : 2012年11月8日

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