無の道を生きる-禅の辻説法 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2008年9月17日発売)
3.59
  • (5)
  • (8)
  • (12)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 90
感想 : 8

「門より入る者は是れ家珍にあらず」
外から入ってきたものは宝ではない、自分の中から啓発されて、でてきたものこそが宝なんだよ。というもの。
それは、たとえるなら知識と会得の違い。
知識で分かったとしても、会得したことにはならない。(p178)

人は、生きているうちに死に切る必要がある。
何か物事にぶつかったとき、徹底的に自分をなしにしてしまうこと。肉体としての命を絶つという意味ではない。精神的に、我も欲も殺して、自分自身という存在を消してしまう。いったい私は何者なのか、夢か、幻か。そこまで自分自身を追い込む。
そうすると、いつの間にか目の前がぱっと開ける瞬間が訪れる。(p201)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 姶良図書館
感想投稿日 : 2012年6月24日
読了日 : 2012年6月24日
本棚登録日 : 2012年6月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする