教科書に載っていたような将軍後継をめぐる、義視と義尚の争いが応仁の乱の原因という説は間違い、という視点で書かれている。まぁ、読んでいくと覚えきれないくらい有力守護の後継者争いでぐちゃぐちゃ(将軍家もその一つ)で、まぁ戦争になるわな、って感じ。その要因は、義政を始めとすると歴代の将軍や管領たちの節操のないその場限りの政策だった気がする。
ただ、やたら早死にする人物は多く(当時の衛生事情?)、兄弟間での後継(これが混乱の元)はある意味仕方なかったのかもしれない。
タイミングよく、呉座 勇一の応仁の乱もベストセラーなので、忘れないうちにそちらも読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年3月11日
- 読了日 : 2017年3月11日
- 本棚登録日 : 2017年3月11日
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