都構想をアカデミックに批判するというよりは、著者の持論を主張するところに主眼が置かれているため、切実さは伝わってこない。
いままでどのような反対派勢力も示してこなかった具体的な対案を示した意味では、それなりの評価ができるかもしれない。しかし、それはあくまで都構想反対派のうちにおいて具体的なだけで、実現するには多くの段階と困難が存在するであろうことを踏まえるなら、現時点で都構想を越えるまでの実現性はないように思う。
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- 感想投稿日 : 2015年8月8日
- 読了日 : 2015年4月29日
- 本棚登録日 : 2015年4月12日
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