常識としての軍事学 (中公新書ラクレ 165)

著者 :
  • 中央公論新社 (2005年1月1日発売)
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感想 : 17

タイトルから、作者自身の見識を疑うセンスがほとばしってます。度々、「バカ左翼」などの指摘が入って来ますが、引用している著書の誤用が多く見られ、ブーメランのようにご自身に帰って来ています。冒頭では、軍事が生活に深く関わっているという話が延々と続いていますが、「だから何なのだろう?」と不思議に思ってしまいます。米軍の戦力分析だって、伝聞で「こう言われています」の連続。取材をせず、今ならネット情報で書けるだろう内容となっています。日本では、軍事学を教えられないと嘆いてますが、このような中身であれば教える必要はないのではないでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年6月22日
読了日 : 2017年6月22日
本棚登録日 : 2017年6月22日

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