魂の冒険

著者 :
  • 三宝出版 (2010年9月30日発売)
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感想 : 3
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〈本から〉(自分なりにまとめた形で)
「エントロピーの法則」
 物質や熱、情報の拡散の度合い、乱雑さを表す状態量のことを言い、宇宙には、そのままにしておけば、拡散の度合いや乱雑さが増大し、次第に崩壊に至ってゆくー。それは、地球上だけではなく、宇宙の隅々にまで貫徹する法則であり、すべてがバラバラに無秩序になってゆく「死の法則」でもあるのです。

ドイツの詩人ノヴァーリス(1772~1801)は、魂のことを、「物質から光になろうとする努力」と呼びました。
実に巧みで本質を突いた表現です。なぜなら、宇宙を貫く無秩序への流れとは、光が充満した宇宙が時間をかけて物質化してゆく流れそのものだからです。光から始まり、それが次第に物質化してきた宇宙の中で、それに逆光するように光を志向し、それを生み出そうと力を尽くすのが「魂」なのです。

何かが確かにつながっているーシンクロ二シティが誘う絆の世界

人は、見えない次元を見える次元に現象化する魔法の装置にほかならないのです。

肉体から離れると、過去、現在、未来という時間からも解放されてゆきます。今までの思い出の一つが、時間系ではなく、まるでブドウの房のようにつながって、次から次へと蘇ってくるのです。

私たちを支える世界は、ありふれたものでも、限られたものでもありません。私たちは、見える次元だけではなく、見えない次元も含めた、つながりに満ちた宇宙の一部であり、それ自身なのです。

いかなる壁の前でも、あなたは、歩むことができる一本の道がある。あなたは、投げたり、あきらめたりすることなく、魂が抱く叡智を注いで、最善の事態を導く道を選ぶことができる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 形而上
感想投稿日 : 2016年6月3日
読了日 : 2016年6月3日
本棚登録日 : 2016年6月3日

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