月と湖 (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2007年4月26日発売)
3.60
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本棚登録 : 264
感想 : 23

□感想□

収録は「月と湖」と「十二月のノラ」


芦原さんの読み切りはほんとに読みごたえと深さがあって素晴らしいー!

ただの甘い恋物語じゃなくて、苦かったりやるせなかったりするのがスゴイ。

「月と湖」はおじいちゃんの残した 小説が語る物語と主人公の今の恋がつながったところで思わず鳥肌。

「私はあなたがうらやましい」には泣きそうになった…。

女って哀しいいきものだよなぁ、と。


「十二月のノラ」のどんでん返しというか、真実の部分にはビックリ(笑)

でも少女漫画らしいハッピーな救いあるまとめかたなのも非常に好感。

芦原作品は哀しい部分、シビアな部分はあってもバッドエンドにはしないのが素晴らしいなーと思ってます。必ず救われる。

私も何か書く人間としてそこは外したくないなって思ってます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 芦原妃名子
感想投稿日 : 2011年3月30日
読了日 : 2011年月
本棚登録日 : 2011年3月30日

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