志ん朝について語ることは難しい。完璧な造形になにかを足したり引いたりは野暮でしかない。
志ん朝の語りに伴走しながら、より志ん朝を、落語を輝かせるためにどう語れば良いか。自分語りの好悪をひけらかすのではなく(落語に関する言説は残念ながらほとんどそうなのだが)、批判的視座も含めて落語=世界を語ること。
この本はその数少ない成功例である。
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- 感想投稿日 : 2018年7月4日
- 本棚登録日 : 2018年6月23日
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