最近はやや落ち着きが見られたものの、
この間までのWiiとDSのヒットはすさまじいものがありました。
そんなヒット商品を立て続けに飛ばした任天堂も、
ほんの数年前はソニーのPS・PS2に押され、
苦しい戦いを強いられていたはず。
任天堂がどのようにしてV字回復したのかを知りたくて、
この本を読んでみました。
Wiiが発売する前、リモコンを振り回して遊ぶゲームの面白さが
自分には想像できなかったし、ゲーム人口の縮小を危惧して、
裾野を広げるという戦略を取っていたなんて
気づくことすらなかったなぁ。。と
感じながら(反省しながら)読んでいました。
経営陣が考えに考え抜いて出した解答であることが
ひしひしと伝わってきます。
社長の岩田さんの考えに考える姿勢、
宮本専務(マリオ生みの親)の自由奔放なアイディア、
元部長の横井さんの「枯れた水平思考」の考え方、
元社長の山内さんの鋭い洞察力、
どれをとっても面白かったです。
あまり企業のケーススタディーに興味のない人でも、
ほんの少しのゲームの知識があれば楽しんで読める本だと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年8月21日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年8月21日
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