蠱退治する攻と、蠱を感知する能力を持つ受の話。
サスペンス風ファンタジーという感じなんですが、
結構精神攻撃が激しくて、読後の消耗が半端ない。
虫とか蠱とか、とにかくウゾウゾモゾモゾゴゾゴゾ
とかいう音がダメな人は徹底的にダメな気がします。
ムカデとかクモとかは虫類とかに過剰反応する人も
ダメな気がします。
私は読んでる間中、ぞぞぞぞっと受とシンクロして
鳥肌がずっと立ってました。
受の恐怖がリアルに分かるくらい怖かったです。
萌えとかもう、正直そんなものどっかの彼方に
吹っ飛んで、ただただ怖気の立つ描写の連続です。
結果的に、内容はそこそこ面白く、次も気になるので
続きを購入したのですが、この巻は導入編という感じで、
二人の間に萌え展開はほぼありません。
バグってタイトル、最初はIT系のなんとかかと思ったん
ですが、虫だ蠱だと出てきたあたりから、こっち系か!
と、その時点て本を閉じそうになりました……。
バグよりバーミンだろ! と思わず突っ込んだ。
でも面白くて先が気になるので、苦手な方でも頑張って
みたら楽しめるかもしれません。
個人的に、蠱がダメすぎたんですが、それ以上にダメ
だったのが挿絵。
生理的に受け付けない絵はあまりない方なのですが、
この方のはダメでした……久しぶりにアンケハガキで
挿絵を隠しながら読んだ。
イラストがなければ★4です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
夜光花
- 感想投稿日 : 2015年1月22日
- 読了日 : 2015年1月22日
- 本棚登録日 : 2015年1月22日
みんなの感想をみる