好きな子がめがねを忘れた(10) (ガンガンコミックスJOKER)

著者 :
  • スクウェア・エニックス (2023年1月20日発売)
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本棚登録 : 125
感想 : 5
4

大きな節目となった巻。
「本巻はこれで終わりかな?」という引きの回が何度かあったので、個人的には心臓に悪い巻でもありましたw
というか、95話は導入からして完璧すぎて、最終話かと思いましたw
ここまできたかー。

◆三重さんの部屋へ
三重さんin自宅が、なんか滅茶苦茶あざとくない?
死んじゃうよ?
小村くんと俺が。

◆親
本作(特に本巻)は、親の比重が結構大きいように感じますね。
世代的なものか私個人の感覚かわかりませんが、恋愛ごとで親から背中を押される展開って、共感性はあるのだろうか。
今の若い世代にはあまり違和感がないってことなのかな。
ここは正直ピンとこなかった。

◆プレゼント
三重さんからのプレゼントを受けた小村くんと、三重さんのやり取りが良い。
「でも…もったいなくて使えないな 飾っていい?」「小村くんの好きにしていいよ」
あまり語るのも野暮なので(感想で触れといてアレですが)、とにかく、このやり取りからにじみ出る関係性が良いですよね。

◆95話
練りに練られたというか。良い回でしたね。
「私はどくずです」ってもうなんか……、愛しいです。
小村くんが三重さんに眼鏡をかけるシーンは、婚約指輪を彷彿とさせましたねw
95話冒頭を見た瞬間に「最終話のにおいがする!」と思ってしまいましたが、まだ続くようで安心しました。
旧来のラブコメは「恋人になって幸せになりましたとさ、めでたしめでたし」と終わっていた時代もあった認識ですが、その後も大事ですからね。
次巻も楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ラブコメ
感想投稿日 : 2023年6月15日
読了日 : 2023年6月15日
本棚登録日 : 2023年6月15日

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