急に缶蹴りの話になって最初「???」でしたが、全体的によくまとまっていたかなと。
絵柄も安定していて、時折「決めに来てるな」と思えるような煌めくシーンがいくつかあり、良い感じ。
異世界転生でパラダイムの異なる世界にやってきて、そこで一発逆転を狙う千葉のようなキャラもいますが、ハルはそうではない。
そういう意味で、「この世界で生きていく」(しかない)ハルには、缶蹴り編のような日常があっても良いんだなと思いました。
あとがきで原作者が缶蹴りを「部活」と言っていますが、異世界のサバイバルなルーティーンに馴染んだハルに、そういった寄り道をするだけの心の余裕が出来たのだな、とも思えました。
ところで、私自身のパーソナルは完全に千葉側なので、微妙に馬鹿にしづらい。
でも良いとこ無しなんだよなぁ、普通に嫌な奴だし。
頑張れ千葉、心情的には応援したくないけど、せめてもう少し挽回してくれ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2022年3月1日
- 読了日 : 2022年3月1日
- 本棚登録日 : 2022年3月1日
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