おたんこナース 1 (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館 (1995年12月1日発売)
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本棚登録 : 720
感想 : 51
5

医療関係のドラマが始まるとついチェックしてしまう私。
もちろんマンガもついチェックしたくなります。

そのなかでもけっこう好きな作品のひとつがこれ。ナースの主人公が、困った患者さんや同僚たちにブチ切れたり、ちょっとしたことでつい浮かれたりする時の気持ちにすごく共感できると思える部分が多いからです。


また、一方では困った患者さんの複雑な心理を学ぶことのできるマンガでもあります。「え〜?この人って何考えてこういう行動に出るの?」って感じで登場人物の医者や看護婦と一緒になって考えながら読めるのです。特に私は病院勤務時代、アルコール依存症患者や病気を自覚しない糖尿病患者、癌の末期の患者の話が参考になりました。


 あと、医療には関係ない話ですが、主人公のユキエのおばあちゃんのお葬式の回は非常に笑えました。地方にはいろんな風習のお葬式がまだまだ残っているのですね。土葬の風習についておばあちゃんが教えた大嘘を律儀に実践するユキエに思わずふきだしてしまいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 【コミック】小学館男性誌掲載
感想投稿日 : 2011年10月22日
読了日 : 2011年10月21日
本棚登録日 : 2011年10月21日

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