TV版でも思ったのだけれど、このリザードマン回はとても複雑な心境。あとがきにもあるように主人公側が攻め込む側という変わったスタイルで、どちら側の内情も把握できる読者としては、アインズに思いとどまってほしいと思いつつ、アインズの行動理由もやむなしと納得せざるをえないところか。しかも攻められるリザードマン側をビジュアル的に想像するとどうにもそちら側にも感情移入しにくい。あとがきによると、この弱肉強食のシチュエーションはこれからもありそうとのことで、このあたりがダークファンタジーと言われる所以かと思い至った次第。それはさておき、表紙のイラストは相変わらずかっこいいし、アインズはじめ、ナザリック側の無双ぶりにはしびれるので、次巻も楽しみにしている。
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- 感想投稿日 : 2022年5月15日
- 読了日 : 2022年5月11日
- 本棚登録日 : 2022年5月15日
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