なれのはて

  • 講談社 (2023年10月25日発売)
4.22
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本棚登録 : 3770
感想 : 262
4

ミステリー書評
読書レベル 中級
ボリューム 443頁
ストーリー ★★★★★
読みやすさ ★★★★
トリック  ★★★
伏線・展開 ★★★★
知識・教養 ★★★★★
読後の余韻 ★★★★★
一言感想:
【第170回直木賞候補作】
社会派ミステリーが好きな方、秋田県出身の方にオススメの一冊です。

とにかく読後感が最高でした。そして読み応えが抜群の作品です。さすが直木賞候補作とだけありエンタメに留まらず、大正から昭和(戦争期から終戦後)の時代を背景に繰り広げられるストーリーの中に、戦争、差別、暴力などを訴えつつ、ミステリー要素を盛り込んだしっかりと構成されたストーリーに圧巻でした。おまけとして、秋田県の方言がふんだんに使われていて、秋田県民には堪らないかもです(笑。

ただ、純粋なミステリー作品として読もうとすると少し物足りなく感じるかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月25日
読了日 : 2024年2月25日
本棚登録日 : 2023年12月17日

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