徐々に心を通わしていくふたりの様子は、愛犬家にはたまらない物語。
突然の銃撃戦に巻き込まれ、良き相棒を死なせてしまったロサンゼルス市警のスコット。
アフガニスタンで軍用犬として従軍していた時に唯一無二の相棒を死なせてしまったジャーマン・シェパードのマギー。
ともにPTSDを背負ったふたりがバディとして徐々に変化していく。
相棒の死の責任からかガムシャラに真相に近づこうとするスコット……遭遇した銃撃戦の真相を、ひとりで突き止めていこうとする。
最初は他人だった主人公スコットに対し、徐々に“守るべき仲間”として認識していくマギー……次第に、本来の優れた能力を発揮していく。
徐々にマギーが“道具”から“相棒”に変わっていく様子がとてもよく、愛犬家でなくてもバディ物語として、少し感動してしまった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外ミステリー小説
- 感想投稿日 : 2023年1月11日
- 読了日 : 2023年1月10日
- 本棚登録日 : 2022年10月13日
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