この本が発売されたのは安倍内閣時代の支持率が落ちて行った時、小泉内閣の業績を持ち上げているのはまあしょうがないが、以降のどの内閣と比べても官邸が機能していたのは間違いない。竹中平蔵と飯島勲はよく批判されているが官邸主導を実行していたことは事実でしょう。
田中真紀子の更迭、911とそのすぐ後24日のNY訪問、北朝鮮訪問、イラクへの自衛隊派遣、そして郵政民営化と郵政解散と圧勝。秘書官と言う立場で見たストーリーを割りと淡々と書いている。
何だかんだ言っても当時の方がダイナミックな変化が有り今の方が停滞感がある。災害対策についても06年の豪雨では従来使われてなかった「緊急災害調査」により災害査定官を直ちに現地に派遣し被害の調査と復旧の方針を現地で事実上即時に決めて復旧工事に着手することにしたとある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
政治
- 感想投稿日 : 2013年2月19日
- 読了日 : 2012年5月28日
- 本棚登録日 : 2012年5月28日
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