限界費用ゼロのコモンズ型経済が、教育、環境、エネルギー、格差の問題を解決しうる、という希望にあふれた1冊。実際には、今の資本主義社会の既得権益を受けている「抵抗勢力」に阻まれて実現は容易ではないと思うが、コロナで中央集権的な国家・企業の必要性が問われる今、著者の展望は意外と早く実現するかもとも思う。
限界費用ゼロ社会により、モノの交換価値ではなく使用価値が重視され、物欲主義が克服されるとき、人の「幸福」の在り方も問われていくだろう・・・ということも考えさせられた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
学ぼうよ!
- 感想投稿日 : 2020年10月25日
- 読了日 : 2020年9月18日
- 本棚登録日 : 2020年10月25日
みんなの感想をみる