火の鳥と幾千の夜を (ライムブックス)

  • 原書房 (2012年2月10日発売)
3.27
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本棚登録 : 50
感想 : 8
3

これに繋がる前の話から、ニコラスの話を読むのを楽しみにしてた。
ニコラスの影のある所と、エマの明るくて飾らない所が好きで、いい組み合わせの二人だと思ってたし。

ヒストリカルはあまり好きじゃないけど、もう読みたい作家が見つからない感じで、仕方なくヒストリカルものを読んでる。
何が嫌って、この当時の女は男の持ち物で、女の不自由さや社交界の腐敗しきった感じがたまらなく嫌なのよね。
大抵男は傲慢で自信過剰みたいなのが、わたしには鼻につくので。

そうとはいえ、楽しみにしてたのに、なんだかがっかり。
ニコラスは愛に対してびびるあまり、他の女を抱きにいっちゃうし。
それダメでしょ。
ロマンス小説のヒーローとして、やっちゃダメでしょ。
結婚前ならともかく、夫婦になってからやったらダメでしょ。
それだけびびってるのに、前世に戻った時に、エマそのままの女と過ごしたら急に愛に目覚めるのも、納得出来ないし。
☆3つ。ギリギリで。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ヒストリカル・ロマンス
感想投稿日 : 2016年7月28日
読了日 : 2016年7月28日
本棚登録日 : 2016年7月28日

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