言葉と声の磨き方

著者 :
  • フォレスト出版 (2006年10月1日発売)
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本棚登録 : 501
感想 : 50
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 声や喋り方、発声に少し自信がないので、改善しようと買ってみた。

 CD付きだが、CDの方はまだ全然聞いていない。なので今の所は未評価とさせて貰う。

 150ページ超だが、文字は大きく、文字数は少ない。行間も空いているし、全体的に空白が多い。文章も軟らかく、全体的に読みやすい印象。
プロローグ・日本にはコミュニケーションがなかった!
第1章・人間関係を劇的に変えるには?
第2章・あなたの印象を決めている声のこと
第3章・「好印象」を作るための基本トレーニング
第4章・印象が変わる!「五つの声」
第5章・声のプロが教える!シチュエーション別「声の出し方」

 まず最初に、発声がどれほど人生において重要か、と言うことを説明し、その次に声がどのように出ているのか、どういったタイプの声があるのか、というメカニカルな部分の説明がある。
 で、声の出し方のトレーニングになる。
 顔のストレッチや正しい姿勢、呼吸法などから、声を出すときにどの部分を意識して、どう使うのか、と言うことの説明。発声トレーニング法。で、状況別の適した声の使い方と、その声を出すための練習法などが記されている。

 これを読んでみて感じるのは、やはり本では限界があるのかな、と言うこと。自分はこれを読んだからと言って、特別改善はしなかった。それは、トレーニングをきちんとしていないから、と言うこともあると思う。これが一番大きいと思う。
 ただ、それ以外にも、声を出すと言うことはある種感覚的な部分が強く、また客観性も求められる。体型体格などにより個人差も生まれるだろう。そうなると、どうしても本という媒体ではどう直せばいいのかがわかりづらいのかな思う。
 当たり前かもしれないが、実際に声を出すトレーニングが多いのも個人的には積極的になれない部分。人に聞かれてしまうので、どうしても気が引ける(苦笑)タオルを口に咥えればいいと書いてあるが、あまり効果がないよ。
 一番いいのはやはり直接指導して貰うことだろう。
 これから付属のCDなどを聞いてみたりしてどうなるか。
(2012年9月18日追記)一応聞いてみた。色々なメニューがあるが可もなく不可もなく。と言った感じ。滑舌を良くする練習の例文がなぜかネガティブなものばかりなのには笑った。

 本としては、一応基本をわかりやすく教えてくれているし、トレーニング法もあるし、自分にはあまり効果はなかったが、それなりに価値を持っているのではないだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 体、声(トレーニング)
感想投稿日 : 2011年12月26日
読了日 : 2011年11月17日
本棚登録日 : 2011年12月26日

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