相対主義と普遍主義の問題を問う
担任をしていたとき、生徒に運営を任せるとすぐ多数決に走ることに違和感を感じていた。そしてときに、そうしないように言っていた。理由は少数意見が蔑ろにされてしまうからである。この本を読んだ今は、その時よりも詳細にその理由を説明できる気がする。
本書は、何が正しいかどうかはみんなで作っていくもの、合意形成していくものだと主張している。人それぞれだから、多様性だからと言えば、全て解決するわけではない。我々は異なるようで、共有している特徴はある。どこまで共有できるかをお互い心を開いて話し合わないと生産的な結論には至らない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年9月24日
- 読了日 : 2022年9月24日
- 本棚登録日 : 2022年9月24日
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