男子高校生と年上女性の関係性 全3巻 前作『子供はわかってあげない』も衝撃的でなんとも言えない作品だったんだが、これもまたなんとも言えん設定。しかしこの漫画家さんが描くとドロドロしそうな内容も割と笑えるのがなぞ。
【あらすじ】
「あの人、本当は怒りたいんじゃないの?」高校への進学を機に、叔父の家に居候することになった直達。だが最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さんだった。案内された家の住人は、親に黙って脱サラしたマンガ家(叔父)、女装の占い師、ヒゲメガネの大学教授、どこか影のある25歳OLと、いずれも曲者揃い。そこに高校1年生の直達を加えて、男女5人での一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まった。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす25歳OLの榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、彼女と自分との間には思いも寄らぬ因縁が……。少年が家族の元を離れて初めて知る、家族の「罪」。自分もその被害者なのかもしれないが、加害者でもあるような気がする。割り切れないモヤモヤした思いを抱きながら、少年は少しずつ家族を知り、大人の階段を上っていく。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
日常
- 感想投稿日 : 2023年12月30日
- 本棚登録日 : 2023年12月30日
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