一人暮らしの悲喜こもごもを書きつらねた本。
読みながら、自分の一人暮らし時代と重ねあわせて懐かしく感じたり、クリスマスの孤独感に感化されてこちらも寂しくなったり、実家の団欒が楽しそうだったり、読み応えのある本でした。
長期連載のエッセイをまとめたものなので、初期の部屋の写真が時代を感じさせます。ブラウン管テレビだったりパソコンが分厚かったり。
そんなに絵はうまくないけれど、ほんわかしてなんだか好感を持てる絵柄。
一人暮らしのかわいいワンプレートご飯に憧れていたけど、実際に始めてみると安さ重視の食生活になってるところとかリアルだった。
次の夏は私も青じそを育てよう。
しかし、この作者といいボンビーガールといい、どうして若い娘は不動産屋にムチャな価格で良い物件を要求するんだ…
たかぎさん、若い頃はつましい暮らしぶりで不安な思いをずっと抱えてたんだな。
作中の若い頃のたかぎさんに「あなたは将来有名なエッセイ作家になるよ」と教えてあげたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月30日
- 読了日 : 2022年1月30日
- 本棚登録日 : 2022年1月28日
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