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フランス革命を批判的に考えてみよう、という本。
フランス革命を失敗と見るか、成功と見るかは意見が分かれるところだとは思うが、本書は革命後の革命政府が行ったことやそもそもの憲法的な位置付けを考察している。
そりゃあ革命というのは憲法上、合法になりえるわけはない。
が、そもそも革命がなぜ起こったのかという本質の部分についてはあまり考察が無い。
起こったことを詳察するのは良いけれど、そうさせた理由が大事。
自由を勝ち取るための革命で、その後の「自由」と「統制」という対局にある思想をバランスさせようとすると非常に難しい。
著者は、革命後の政府や役人にこれをやりきるだけの力量がない、ということが問題だとも指摘している。
実際、そうだったし。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2019年11月21日
- 読了日 : 2019年11月25日
- 本棚登録日 : 2019年11月4日
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