愛してないと云ってくれ (シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房 (2006年4月28日発売)
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日雇い労働者の集まる街で診療所を経営している青年医師・坂下。彼らのリーダー格の斑目は、屈強な男たち相手に一歩も譲らず日々奮闘している坂下を気に入り、なにかとちょっかいをかけていた。ある日、坂下と仲のよい日雇いのおっちゃんが肝硬変を患っていることが発覚。家族に知らせて手術を受けるよう説得してもらおうと考える坂下を、この街の現実を知る斑目は無駄だと一蹴する。坂下を諦めさせるため、躰と引き替えにならおっちゃんの住所を教えてもいいと条件を出す斑目。脅しのつもりだった斑目だが、自分の本気を示すために坂下はその条件をのんで抱かれることになり―。書き下ろしには斑目の腹違いの弟が登場。坂下をかけて斑目兄弟が直接対決。


元天才外科・日雇いエロ労働者X労働者街の青年医師

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中原一也
感想投稿日 : 2010年11月27日
読了日 : 2010年8月21日
本棚登録日 : 2010年8月12日

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