いたいのいたいの、とんでゆけ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2014年11月21日発売)
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本棚登録 : 2382
感想 : 93
5

グロい要素が多めな作品でしたが読み終わってみるとやっぱり何とも言えない、けれど微笑みがこぼれるような、そんな気持ちになります。
主人公と少女のやり取りもいいと思いましたが、隣の美大生との独特なやり取りがたまらなく好きでした。
「落とし穴の中で幸せそうにしている人」すごく納得できる表現です。僕がそういう人が描かれた物語を好んでいるのは三秋縋さんとは別の意味で慰められるからだと思います。
いたいのいたいの、とんでゆけ
馬鹿げた気休めの、それでいて本当の魔法の言葉なのかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月24日
読了日 : 2024年1月23日
本棚登録日 : 2023年11月11日

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