ねっけつ!怪談部: 林家彦いち新作落語「熱血怪談部」より (古典と新作らくご絵本)

著者 :
制作 : ばばけんいち 
  • あかね書房 (2015年4月9日発売)
3.13
  • (2)
  • (2)
  • (9)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 67
感想 : 7
4

怪談部に熱血先生、流石先生がやってきた。
「さすが」ではなく「ながれいし」。
部員たちは全然やる気がなく、流石先生の熱意もどこ吹く風。
流石先生が学校を見回りしていると、首つりした幽霊や、のっぺらぼう、河童を見掛ける。
お前たちも部員だな、とやる気があってよろしい、はやく部室に行くように、と評価する。
先生が部室に戻ると部員たちは目を緑色に引からせていた。
見た目を変えるだけじゃ駄目だと先生が言う。
そうして、先生の首が伸びて行く。
朝日が昇り、先生は空を飛んで帰っていく。
翌朝、近所のおばさんたちが、最近、夜明けに学校で声がする、と噂し合うのだった。

最初は、先生が見回りで見つけた人たちを見て、生徒じゃなくて本物…。
本物にもびびらない熱血先生、さすが、と思っていたら…。
実は先生もお化けだった…。
というオチにはびっくり。

作者の新作落語らしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2015/05
感想投稿日 : 2015年5月18日
読了日 : 2015年5月18日
本棚登録日 : 2015年5月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする