かさこじぞう (世界名作ファンタジー46)

著者 :
  • ポプラ社 (1998年1月21日発売)
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感想 : 7
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大晦日の晩、お餅をつく米も残っていないが、少しの米をねずみたちがほしがったので、ねずみにやり、餅つきを楽しんでいる様子を眺めるおじいさんとおばあさん。
やっぱり正月の祝いはいいものだということで笠を売りに行くが売れない。
帰り道行きにも見た地蔵たちが雪を被っていたので売れ残りの笠と足りない1体分は自分のてぬぐいを掛けて帰ってくる。
おばあさんに訳を話すとそれはいいことをしたと言ってくれる。
その夜、寝ているおじいさんとおばあさんの耳に何かがやってくる音が聞こえる。
不思議に思って外に出てみると野菜や米がたくさん置いてあり、帰っていく地蔵たちの姿は見える。
おじいさんとおばあさんは動物たちも招いて正月を祝うのだった。

ねずみにお米を分け与える部分が追加されていて、おじいさんたちの優しさが増している。
最後の部分で2人だけでなく、周りに住んでいる動物たちと一緒に新年を祝っているのが珍しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2014/12
感想投稿日 : 2014年12月26日
読了日 : 2014年12月26日
本棚登録日 : 2014年12月26日

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