ゼロ秒思考

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2013年12月19日発売)
3.86
  • (106)
  • (123)
  • (92)
  • (20)
  • (7)
本棚登録 : 1682
感想 : 140
4

第1章 考えるためのヒント
【内容】アイデアを作る、仕事を進めるための思考方法の解説
【ポイント】
・悶々と考えても、良いアイデアは浮かばないし、仕事は進まない。
・頭の中のイメージ感覚を一度言葉で洗い出してみること。
・その方法として「メモを使うこと」をおすすめする。
・メモを使うと頭の中が整理され、仕事が進む、コミュニケーションが円滑にできるなどの効果がある。

第2章 人はゼロ秒思考ができる
【内容】生産性を上げるゼロ秒思考の考え方を解説
【ポイント】
・アイデアの質はかけた時間に比例しない
・気持ちを言葉にすると、やることが明確になり生産性が数倍以上になる
・元々人はゼロ秒思考して生きてきた。だから誰でもできる。

第3章 ゼロ秒思考を作るメモの書き方
【内容】ゼロ秒思考を作るメモトレーニングの紹介
【ポイント】
・A4の紙とペンがあればどこでもすぐにできる
・考えたいことを「タイトル」として決める
・各行に20~30字、全6行を書く
・思いついたままに書く。

第4章 メモを使いつくす
【内容】メモトレーニングを仕事にさらに活用するための方法
【ポイント】
・メモの中からもっと深く考えたいことをタイトルにする。
・これを繰り返し、問題、課題をさらに深堀りする。
・メモで出したアイデアをカルタのように並び替えて、使えるものを探す。
・特に効果を発揮するのは企画書作り

第5章 メモの整理・活用方法
【内容】メモトレーニングの成果をさらに有効活用するための方法
【ポイント】
・フォルダに分けて、3ヶ月ごとに要るか要らないかを仕分けする。
・フォルダに分けて積んでおくことで成果が目に見えてわかる。

ーー
・多くの人が深く考えることができない
頭に浮かぶイメージや感覚を言葉にするのは意外と難しく、多くの人は考えをまとめようとすると頭が動かなくなったり、考えているようで思考が空回りをしている。
日本でのこれまでの教育システムにも触れ、日本ではテストで良い点を取れる方法は教えても「深く考える」教育がなされてきていないことも要因。

・できる人は即断即決
逆にできる人というのは「誰が聞いてもわかりやすく、必要十分な適切な言葉で、理路整然」
著者は即断即決が可能なのはできる人が普段からその問題について考え続けているから。

・強いアンテナによる情報収集能力
専門家とのネットワークや信頼できる相談相手
競合の情報などが頭にある
常に臨戦態勢
即断即決の裏にはこのような力がある。努力をすれば誰でも手に入れることのできる力。
まずは情報収集を行い、その後全体像を考え、相対比較検討行い、決定し、決定に従い強力に推進することができると主張。

・どのように努力すれば思考力はつくのか?
「考えると」いうことは時間かければそれだけ深い思考になわけでなく、時間をかけても思考の堂々巡りで思考が止まらないことがある。
思考力をつける方法は「メモを取り続けること」。

■1日10ページ書く
A4を横置きにして1テーマで1ページ使う
1ページ1分以内に書く
1番上にタイトルを書き、その下に4〜6行のメモを書く

毎日10ページ書く
思いついたときすぐに書く
1分以内に書く
フォーマットを守る
思いついたことをとにかく何でも書く:

・メモの効果
頭がすっきりしてポジティブになれる
腹がたたなくなる
成長することができる

これを数ヶ月続けると、瞬間的に全体像が見えるようになる、問題点が見えて課題が整理できる、答えが見えてくる、考えるまでもなく答えがふっと出てくる0秒思考の境地に達する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: YouTube
感想投稿日 : 2021年8月7日
読了日 : 2021年7月16日
本棚登録日 : 2021年7月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする