ラグ…!やっぱり最後に泣かすんだよ烏童さん。命令を待ちもせず自分の判断で行ってしまったラグと、手紙の内容にぼろぼろ泣きました。ロボットだって愛され続けたらいつかはそこに何かがきっと宿るよね。そして多分「姿形」とかじゃなくて人と関わろうとするモノに、人は愛情を抱かずにいられないんじゃないかなと思いました。
でもこれって日本人的な考え方なのかもしれない。八百万の精神。日本人だからこそ描けた話かもしれませんね。こういうテーマが出てくるのって。幾度も幾度も描かれてきたテーマ。ロボットだと判った後も変わらない愛情を注ぐ人達の姿。こころはどこにあるのか、ラグをラグたらしめるものは何か。プログラムの集まりにすぎないはずのもの。その描き方と結末の導き方が烏童さん「らしい」なと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
少女漫画
- 感想投稿日 : 2011年5月17日
- 読了日 : 2011年5月17日
- 本棚登録日 : 2011年5月17日
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