出版大崩壊 (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋 (2011年3月17日発売)
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本棚登録 : 468
感想 : 86
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電子出版について、知識の高度化や教育面でも希望や可能性が大きいと考えている立場なので、反証として図書館で借りてみた。

確かに著者の言っている、電子書籍ビジネスの厳しさや、コンテンツクオリティの低下は納得。そのとおりだと思った。けど、現在進んでいるコンテンツの電子化、ダウンロード化は基本的に消費者に便利になるわけで、紙媒体が復活するわけではないので、現実的にどう解決していくのかという事への言及はなかったと思う。

しかし、電子化イコール解決策・明るい未来ではない点はよく検証されていて、なんでも反証確認は大事だと改めて感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス書
感想投稿日 : 2011年9月3日
読了日 : 2011年9月3日
本棚登録日 : 2011年9月3日

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