世界大異変――現実を直視し、どう行動するか

  • 東洋経済新報社 (2022年7月22日発売)
3.36
  • (7)
  • (17)
  • (23)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 169
感想 : 11

著者を中国びいきと見る人も多いが、中国がこれからも上昇していくのは明らかだろう。結局は人材の豊富さがモノをいう。この本でもEVについてトヨタは過去のGMとなっていないだろうか。中国の自動車メーカーなどライバルではないと甘く見ていると痛い目に合う、と書かれている。ITにしても今後は深圳がテクノロジーとイノベーションの中心となるだろうとのこと。
中国経済崩壊論はもうかれこれ20年も前からしきりに唱えられているが、この間驚異的な成長を続けてきた。今後はもちろん判らないが、相対的な成長力は一段上を行っているのではないか。
書かれている内容は過去の本とあまり変わっていない。米国株をはじめ著者人生最大の暴落が迫っている。が、まだその時ではない。著者もまだリスク資産の本格売却はしていない。将来的に有望なのは農業・商品・アジア方面。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月5日
読了日 : 2022年10月8日
本棚登録日 : 2022年8月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする